日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

【第一腰椎がポイント!】脊椎圧迫骨折に関するエビデンス

骨粗鬆症は脊椎圧迫骨折のリスクですが、どのような患者さんで骨折のリスクが高いのでしょうか。脊椎圧迫骨折のリスクと画像の関連ついて、興味深い報告が届きました。

この研究では、脊椎圧迫骨折を起こした患者さんについて、画像を中心とした分析を行い、骨折リスクとの関連を調査しています。その結果、L1のCT値(放射線の吸収値)が低いことと、脊椎以外に骨折の既往がある患者さんは、脊椎圧迫骨折を起こしやすいことがわかったということです。脊椎圧迫骨折の予防には、離床時の動作指導とあわせて、
画像によるリスク評価も重要だと感じる研究です。

下記原典では、実際の脊椎画像とCT値の違いを見ることができ、参考になります。是非、ご覧ください。

Chengyue Ji et al. Risk Factors for Refracture following Primary Osteoporotic Vertebral Compression Fractures. Pain Physician. 2021 May;24(3):E335-E340.
https://www.painphysicianjournal.com/linkout?issn=&vol=24&page=E335

この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。

[整形外科領域の画像評価とリスク管理を学びたい方は]
4月15日(土) 10:00~16:10 ※2週間見逃し受講期間有り
骨折線に目を奪われるな!周りをキョロキョロみて整形外科の危険を回避する画像判読講座
【講師】瀧田 勇二 先生
https://www.rishou.org/seminar/shikkankakuron/r40-2023#/

[脊椎圧迫骨折の画像の重症度と離床可否の判断を学びたい方は]
4月30日(日) 14:00~16:00 ※2週間見逃し受講期間有り
画像から読み解く重症度と離床可否の判断~「脊椎圧迫骨折」の重症度と離床可否の判断~
【講師】酒井 翼 先生
https://www.rishou.org/seminar/theory/r136-2023#/

皆様の申し込みを心よりお待ちしております。