日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

【コストが症状とリンク!?】心不全患者さんの離床に関する最新エビデンス

心不全患者さんに対する離床・リハビリテーションの有効性は、近年、明らかになっています。

そんな心不全患者さんの離床について、医療コストの観点から検討した、興味深い報告がスコットランドから届きました。この研究では、心疾患患者さんに対するリハビリテーションが、医療コストの面からどのような影響を与えているか調査しています。その結果、心臓リハビリテーションは、心不全や不整脈などの心疾患患者さんの、入院や治療費を有意に抑制する効果があったということです。特に興味深いのは、経済的支出が高いほど、心不全兆候が多く認められたという点で、早期退院は、経済的にも身体的にも良い影響を与える可能性があると感じる研究です。

下記原典では、詳しい介入プログラムをみることができ、参考になります。是非、ご覧ください。

Carrie Purcell et al. Home-based cardiac rehabilitation for people with heart failure and their caregivers. Eur J Cardiovasc Nurs. 2023 Jan 6;zvad004.
https://academic.oup.com/eurjcn/article/22/1/23/6583506?searchresult=1

この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。

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