日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

【COPD患者さんのフレイルで起こる3つのリスク】離床最新エビデンス

COPD患者さんの高齢化によって、フレイルを合併する人も増えています。COPDにフレイルを合併すると悪そうですが、具体的には何が悪いのでしょうか?

Hanlonらは、COPDにフレイルを合併する有害性について、文献レビューによる調査しています。その結果、COPDにフレイルを合併すると、死亡率の上昇、COPDの重症化、ADLの低下のリスクが有意に増加するということです。フレイルを合併したCOPD患者さんでは、より早期から対策・アプローチを行うことが重要だと感じる研究です。

下記原典では、フレイルの重症度による詳細なデータをみることでき、参考になります。是非、ご覧ください。

Peter Hanlon et al. Systematic review and meta-analysis of prevalence, trajectories, and clinical outcomes for frailty in COPD. NPJ Prim Care Respir Med. 2023 Jan 5;33(1):1.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC9816100/

この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。

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