
心不全患者さんの中でも、拡張不全型の心不全(HFpEF)が注目されていますが、HFpEFに不整脈を合併するリスクについて、驚きの報告がアメリカから届きました。
この研究では、HFpEFに心房細動(AF)を合併した症例について、男女の差による予後の違いについて調査しています。その結果、HFpEFとAFを合併した女性は、左室形状と拡張機能がより悪く、心血管イベントのリスクが高いということです。もともとHFpEFは女性がリスク因子といわれていますが、AFを合併する症例では、離床のリスク管理にさらに注意が必要だと感じる研究です。
下記原典では、左室形状や拡張機能評価の具体的な心エコー指標をみることができ、参考になります。是非、ご覧ください。
Alaa Mabrouk Salem Omar et al. Atrial Fibrillation in Heart Failure with Preserved Left Ventricular Systolic Function. J Cardiovasc Dev Dis. 2022 Nov 26;9(12):417.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC9784358/
この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。
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