日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

【慢性呼吸不全患者さんの増悪と予後に関するエビデンス】マークすべき背景とは?

慢性呼吸不全(COPD)の患者さんは、一度改善しても増悪を繰り返すことが問題となります。そんなCOPD患者さんの再入院と予後に関する、興味深い報告が届きました。

この研究では、COPD患者さん約4200名の再入院と死亡に関連する要因を調査しています。その結果、再入院と死亡には在宅酸素療法を行っていることが最も関連していて、次いで男性が影響しているということでした。在宅酸素療法が必要な人は、自宅にいながらもしっかりとフォローをする必要があると感じる研究です。

下記原典では、在宅酸素療法・性別以外に関連する要因も細かくみることができ、とても参考になります。是非、ご覧ください。

María Estrella López-Pardo et al. Factors Related with Hospital Attendance and Mortality in Patients with COPD. Int J Chron Obstruct Pulmon Dis. 2022 Apr 14;17:809-819.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35444414/

この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。

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