日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

【足首で変わる!】糖尿病患者さんの機能を改善

糖尿病患者さんの血糖コントロールとして運動は基本的なアプローチですが、ただ歩くだけでいいのか、疑問に感じたことはありませんか?そんな糖尿病患者さんの疑問について、参考になる報告がありました。

この研究では、糖尿病性末梢神経障害の患者さんに対して、足関節を中心とした12週間のエクササイズを実施した効果を調査しています。その結果、12週間のエクササイズで、歩行速度、足関節の関節可動域、QOLが改善し、その効果は1年後も持続していたということです。足の機能を保つことと、活動の継続が予後を変える可能性があると感じる研究です。

下記原典の補足資料では、実際の足関節エクササイズの詳細なプログラムを見ることができ、とても参考になります。是非、ご覧ください。

Renan L Monteiro et al. Foot-ankle therapeutic exercise program can improve gait speed in people with diabetic neuropathy. Sci Rep. 2022 May 9;12(1):7561.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC9082985/#MOESM1

この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。

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12月4日(日) 10:00~16:10 ※2週間見逃し受講期間有り
総合診療医が実践する「糖尿病・血糖コントロール不良例」の治療と離床の進め方
【講師】三澤 美和 先生
https://www.rishou.org/seminar/theory/r87-2022#/

皆様の申し込みを心よりお待ちしております。