日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

【1日に2回~3回の離床を推奨】脳卒中急性期の離床

脳卒中患者さんの早期離床の安全性が明確ではない中で、具体的な介入の目安を示す、興味深い報告が届きました。

この研究では、脳卒中患者さんの早期離床に関する7つの研究を分析し、安全な離床のタイミングや介入頻度・量を調査しています。その結果、脳血流の観点から早期離床のタイミングは、発症24時間以降で、頻度と量については、1日に2~3回に分けて、1回の離床は15~45分が推奨されるということです。短時間で頻繁な介入のために、多職種や家族の協同が必要だと感じる研究です。

下記原典では、具体的な離床の進め方や安全基準についてみることができ、参考になります。是非、ご覧ください。

Jéssica Mariana de Aquino Miranda et al. Early mobilization in acute stroke phase: a systematic review. Top Stroke Rehabil. 2021 Dec 20;1-12.
https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/10749357.2021.2008595?scroll=top&needAccess=true

この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。

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