
脳卒中は意識障害・嚥下障害などの影響後肺炎のリスクが高いため、対策は重要です。そんな、脳卒中後の肺炎予防について参考になる報告が届きました。
この研究では、看護師による脳卒中後の肺炎予防ケアバンドルとして、嚥下評価・口腔ケア・ポジショニング・食支援・気道管理を集中的に行った効果を調査しています。その結果、脳卒中後の肺炎予防ケアバンドルの実施によって、肺炎の発生率が37.2%から14.0%まで半分以下に減少したということです。脳卒中後の肺炎予防には、一つ一つのケアを丁寧に実践することが大切だと感じる研究です。
下記原典では、肺炎予防ケアバンドルの詳細な内容を見ることができ、参考になります。是非、ご覧ください。
Zhu-Yun Liu et al. Reducing the incidence of stroke-associated pneumonia: an evidence-based practice. BMC Neurol. 2022 Aug 11;22(1):297.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC9367053/
この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。
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