足関節骨折は回復に時間がかかるため、十分にリハビリを行わずに社会復帰し、可動域制限や痛みが残存する患者さんもいます。
そんな足関節骨折のリハビリについて、興味深い報告が届きました。この研究では足関節骨折の患者さんに対して、モバイルアプリを使って遠隔リハビリを実施した効果を調査しています。その結果、リハビリへの参加率が向上し、痛みと腫脹の軽減、歩容の改善、筋力の改善などの効果を認めたということです。遠隔リハビリであれば、感染対策以外にも仕事などで通院が難しい患者さんも、適切なアプローチが継続して受けることができるので、有用だと感じる研究です。
下記原典では、詳細なリハビリプログラムをみることができ、参考になります。是非、ご覧ください。
Petya Kasnakova et al. Randomized controlled trial of multidisciplinary rehabilitation therapy using mobile applications in cases of ankle fractures. Eur J Transl Myol. 2022 May 31;32(2):10471.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC9295163/
この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。
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