日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

【効果があるのはコレ!】人工呼吸器装着患者さんに有効な5つのアプローチ

人工呼吸器装着患者さんに対して、できる限り離床などの介入が必要といわれていますが、実際にどのようなアプローチが有効なのでしょうか。

そんな人工呼吸器装着患者さんに対するアプローチについて、参考になる報告が届きました。この研究では、人工呼吸器装着患者さんのアプローチに関する過去の12のRCTを分析し、人工呼吸器装着期間の短縮に有効なアプローチについて調査しています。その結果、早期離床・ポジショニング・排痰技術・肺拡張・呼吸筋トレーニングを、組み合わせで行うことが有効である可能性があることがわかったということです。人工呼吸器の早期離脱を目指す上で、離床をはじめ有効性が明確なアプローチを、優先的に行う必要があると感じる研究です。

下記原典では、各アプローチのリスクに関するデータの詳細をみることができ、参考になります。是非、ご覧ください。

Lorenzo Lippi et al. Efficacy of Physiotherapy Interventions on Weaning in Mechanically Ventilated Critically Ill Patients. Front Med (Lausanne). 2022 May 9;9:889218.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC9124783/

この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。