日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

【驚きの効果!】心不全患者さんの心機能と運動機能を改善する方法

心不全患者さんの予後の改善に、離床やリハビリは大切ですが、他に効果的なことはないの?と疑問に思ったことはありませんか。そんな心不全患者さんの介入について参考になる報告が届きました。

この研究では、心不全患者さんに対して、ビタミンDを補給することで、心機能や運動機能が改善するか調査しています。その結果、ビタミンDを投与することで、心機能(左室駆出率)と、運動機能が有意に改善したということです。心不全患者さんでは、離床や運動だけではなく、栄養も併せて改善すべきだと感じる研究です。

下記原典では、ビタミンDがなぜ心機能や運動機能を改善するのか、わかりやすくまとめられていて参考になります。是非、ご覧ください。

Mohammad Garakyaraghi et al. The effect of vitamin D therapy in the improvement of cardiac performance and exercise capacity in patients with heart failure. ARYA Atheroscler
. 2021 May;17(3):1-7.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC9133706/

この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。