日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

【骨折翌日から歩行!?】ブロックアンドウォークの効果

骨折や整形外科術後の離床では疼痛コントロールが重要です。そんな、骨折後の離床と疼痛管理について興味深い報告が届きました。

Prakashらは、安定型の大腿骨転子部骨折の患者さんに対して、保存療法で、イオンチャネル作用性の鎮痛薬で疼痛管理をして受傷翌日から歩行を進め、その効果を検討しています。その結果、合併症なくすべての患者さんで良好な機能回復が得られたということです。保存療法でも、疼痛管理とリスクを見極めて早期から活動することが重要だと感じる研究です。

下記原典では、詳しい疼痛管理の方法をみることができ参考になります。是非、ご覧ください。

Laxmanan Prakash et al. Early mobilisation after pain relief for conservative management for intertrochanteric fractures: a pandemic enforced innovation and its results. Hip Int
. 2022 Apr 19;11207000221085490.
https://tinyurl.com/y242s7jw

この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。