重症だけではなく、中等症の呼吸不全にも効果が報告されている腹臥位ですが、介助量が多くて大変ということはないでしょうか。特に、感染対策やスタッフ不足で、一人で腹臥位の介助をしなければならない場面も、状況によってはあるかもしれません。
そんな悩みにとても参考になる動画が届きました。動画では、挿管で人工呼吸器装着された患者モデルに対して、感染対策をしたスタッフ1名が、ライン・ルート類に注意しながら、腹臥位に介助する流れを見ることができます。人工呼吸器装着患者さんはもちろん、装着されていない患者にも応用できる介助法で、とても参考になるので、是非、一度ご覧ください。
動画は下記リンクの「Supplementary data（補足データ）」よりダウンロードすることができます。
※容量が大きいので通信環境にご注意ください。
N Gemelli et al. Feasibility of Prone position with a single operator for low resources ICU: Step-by-step technical description.Rev Esp Anestesiol Reanim. 2022 Mar 4.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8895261/
この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。
Tweet