心不全患者さんは、一度良くなっても再入院を繰りかえすことが多く問題となります。そんな、心不全患者さんの退院後フォローアップについて、興味深い報告がオーストラリアから届きました。
Indraratnaらは、心不全で退院した患者さんに、スマートフォンを配布する研究をしています。スマートフォンには、遠隔でバイタルサインや活動量をモニタリングでき、その情報をもとに、栄養や運動の指導を行えるアプリを導入しました。その結果、半年のフォローアップで、再入院が半分近くにまで減少したという驚きの結果だったというのです。遠隔ケアにおいても、個別性のある指導が重要であること、感染対策にも有用だと感じる研究です。
下記原典では、実際のアプリの画面を見ることができ参考になります。是非、ご覧ください。
Praveen Indraratna et al. A Smartphone-Based Model of Care to Support Patients With Cardiac Disease Transitioning From Hospital to the Community. JMIR Mhealth Uhealth. 2022 Feb 28;10(2):e32554.
https://mhealth.jmir.org/2022/2/e32554/
この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。
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