日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

【“積極的”がポイント!】心房細動患者さんの離床 最新情報

離床のリスク管理として、不整脈の有無は重要なアセスメントポイントです。
臨床で遭遇することが多い、心臓細動と離床について、参考になる報告がイギリスから届きました。Buckley らは、心房細動の患者さんに対する、積極的な離床について調査しています。その結果、心房細動の患者さんに対して積極的な離床を行うことで、死亡率、再入院率が減少したということです。不整脈がある患者さんでも、リスク管理のもと、できる限り積極的な離床を意識すべきだと感じる研究です。

下記原典では、発作性心房細動と持続性心房細動での、離床によるアウトカムの差も比較されており参考になります。是非、ご覧ください。

Benjamin J R Buckley et al. Exercise-Based Cardiac Rehabilitation and All-Cause Mortality Among Patients With Atrial Fibrillation. J Am Heart Assoc. 2021 Jun 15;10(12):e020804.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8477861/

この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。