高齢者のフレイルが注目されていますが、そのフレイルのリスクについて興味深い報告が届きました。
KarlaMoreno らは、肥満のある高齢者1600名以上にアンケートを行い、フレイルの有無と、睡眠時無呼吸症候群や不眠の関連を調査しました。
その結果、睡眠時無呼吸症候群も不眠も、どちらもフレイルの発生に関連していたということです。フレイル対策としては、栄養・運動が注目されがちですが、睡眠状態のアセスメントや改善も重要と感じる研究です。下記原典では、睡眠時無呼吸症候群・不眠に対する具体的対策も提案されていて、とても参考になります。
是非、ご覧ください。
Karla Moreno-Tamayo et al. Sex Differences in the Association Between Risk of Obstructive Sleep Apnea, Insomnia, and Frailty in Older Adults. Nat Sci Sleep. 2021 Aug 22;13:1461-1472.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8390794/
この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。
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