日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

【素晴らしいアイデア!】術後の低栄養に対するひと工夫

外科術後の患者さんは、侵襲の影響などで低栄養になりやすく対策が必要ですが、なかなか食事摂取が進まないと悩むことはないでしょうか。

そんな外科術後の食事摂取について、とてもユニークな研究報告が届きました。

Mustersらは、外科術後の患者さんの朝食にビュッフェスタイルを取りいれ、その効果を検討しています。

その結果、ビュッフェスタイルを導入したことで、タンパク摂取量とエネルギー摂取量が有意に増加したのです。

急性期の特殊な状況でも、患者さんの嗜好を意識したアプローチが重要と感じる研究です。

下記原典では、ビュッフェスタイルによる具体的なタンパク・エネルギー摂取量をみることができ、とても参考になります。

是非、ご覧ください。

Selma C W Musters. Impact of a surgical ward breakfast buffet on nutritional intake in postoperative patients: A prospective cohort pilot study. PLoS One. 2022 Apr 28;17(4):e0267087.