日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

2019年11月10日開催 研究サポート講座 レポート

桑江先生による、研究の一歩を踏み出す講座が行われました。第1弾は時間管理、第2弾は情報管理、そして第3段の本日はいよいよ研究をはじめるための講座です。

まずは、研究の基本的な部分の説明がありました。大学の教員である桑江先生流の書き込ませるスタイルで、研究のお作法を記憶に定着させます。研究の基礎やお作法がわかったところで、ギリギリ受かる抄録の書き方というテーマで、査読者がみるポイントや抄録に絶対に入れておく必要がある項目などについて、具体的な説明がありました。抄録を書くときにすぐに実践できる事柄が多かったです。

次に、今回の目玉であります、ワークショップです。参加者が考えてきた研究計画書に対して、それぞれが研究構想シートに記載します。対象者の選定はどうか、統計処理はどうすべきかなど、講座の前半で学んだ研究のお作法に合わせてブラッシュアップを行いました。一人で考えた研究計画書を、桑江先生を中心に、参加者と議論することでそれぞれの研究計画がより深まっていく感覚がありました。

以上、研究に対して第一歩を学ぶことができた大変有意義な講座となりました。最も重要なことは、今日が第一歩でゴールは演題登録し、学会で発表することです。講座の特典として、1時間ずつ合計2回分の桑江先生によるフォローアップがあります。今日学んだモチベーションを維持して、カタチにする作業をしてこそ、専門家としての真の第一歩なのだと思います。その特典は、そんなメッセージですね。今日研修会に参加したメンバーが来年の離床学会で発表する姿を、ぜひ期待してください。また、研究には仲間や同志もこころ強い支えになります。次回講座には、今日参加できなかった、研究の一歩を踏み出せていないそこのアナタのご参加を心よりお待ちしております。