日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

【素朴な疑問に応えます】なぜ離床学会が嚥下のセミナーなのか

今週は臨床で困ることの多い、嚥下のアセスメントとアプローチを学ぶ講座が注目。

“なぜ離床学会が嚥下のセミナーをやるの?”と、
疑問に感じる方もいるかもしれませんが、当会は離床と嚥下はとても関連深いと考えています。

なぜならば、嚥下障害を適切に評価ができないと、栄養が悪い状態が持続し、
安全に離床を進めることができず、無理に離床をしても、身体に負荷をなる可能性があるからです。

嚥下・栄養の問題がある状況で、離床が安全に行うことができないということは、
かなり周知されてきていることも事実です。

一方で、嚥下障害に対して、しっかりとアセスメントをして、
対策ができている施設ばかりではないことも現状の問題としてあります。

特に、嚥下内視鏡(VE)や嚥下造影検査(VF)が実施できず、
専門スタッフもいない状況で、手探り状態で嚥下や食支援を行っている施設もあります。

そのような情勢下、VEやVFがない状況でも、
ベッドサイドの検査を頼りに、安全な嚥下・栄養療法を展開できるスタッフを育成したい、
という想いから、当会は嚥下アセスメントとアプローチ講座を開催いたします。

この講座は「施設の嚥下をなんとかしたい!」という想いで、
一から嚥下のアセスメントとアプローチを習得した講師が、
自信の体験をベースに熱く語る講座です。

VE・VFなど機器がない、嚥下をみられるSTや医師もいない、
そんな環境でも、ベッドサイドの評価から、食事開始や食形態を決定する技を伝授します。

難しいガイドラインやエビデンスばかりではなく、
“臨床でこう動く”にフォーカスした臨床勘を磨く講座を、お見逃しなく!

是非、ご参加ください。

12月17日(日) 10:00~16:10 ※2週間見逃し受講期間有り
シリーズ摂食・嚥下2 嚥下造影(VF)がない環境でもなんとかする! 直観力を養うための嚥下トータルアプローチ講座
【講師】中村 昌孝 先生
https://www.rishou.org/seminar/theory/r19-2023#/

皆様からの申込みを、心よりお待ちしております。