質問
ベッド上のアプローチでヒップアップの運動を指導することがありますが、難易度の調整や実施の注意点についてアドバイスをお願いします。
回答
回答者:曷川 元、他 日本離床学会 講師陣
ヒップアップは介助でも自主トレでもできるので有用ですよね。難易度と注意点をそれぞれ回答します。
まず難易度についてですが、ヒップアップが十分できない場合は写真のように部分介助で実施、楽にヒップアップができる場合は足底にボールを入れると難易度がアップします。さらに、両脚で余裕がある場合は、片脚で実施すると負荷をかけることができます。
そこで、ベテランのポイント。空中に浮かせた足を皆さんどうしていますか?斜め上にただ上がるように保持するのではなく、床と平行になるよう患者さんに保持してもらいましょう。こうすることで、支持側の股関節周りだけでなく、浮遊側の体幹も鍛えることができます。ポイントを押さえることで、同じエクササイズが“大化け”しますので、是非、試してみてください。
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