日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

【離床で悪化を予測!】脳出血に関する最新エビデンス

脳出血急性期の離床では、血腫の増大は最も警戒するべき変化の一つです。そんな脳出血後の血腫増大の予測に関する、興味深い報告が届きました。

この研究は、脳出血患者さんの急性期の脳画像変化と、血腫増大の関連について調査しています。その結果、血腫が滲んで見える“leakage sign”が、急性期の血腫増大と関連していることがわかったということです。脳出血急性期の離床のリスク管理を行う際には、血圧管理や神経症状の評価とあわせて、脳画像もしっかりとチェックするべきだと感じる研究です。

下記原点では、leakage signの実際の脳画像をみることができ、参考になります。是非、ご覧ください。

Faping Zhang et al. Value of Image Biomarkers Based on Dual-Energy Computed Tomography Angiography Material Separation Technique in Predicting Early Hematoma Expansion in Spontaneous Intracerebral Hemorrhage. World Neurosurg. 2024 Mar:183:e502-e511.

[脳出血の病態理解と離床の進め方を学びたい方は]
9月1日(日) 10:00~16:10 ※2週間見逃し受講期間有り
これなら自信がもてる!自分の脳も変えられる脳卒中セミナー 脳出血編
【講師】飯田 祥 先生 山田 航平 先生
https://www.rishou.org/seminar/theory/r171-2024#/

[書籍で脳卒中の看護ケア・リハビリを学びたい方は]
脳卒中急性期における看護ケアとリハビリテーション完全ガイド
https://www.rishou.org/publication/stroke#/