質問
S/Tモードでは、一定時間呼吸を行わない場合はバックアップ換気が行われるとのことですが、1分間あたり何回程度に設定するのでしょうか?
回答
S/Tモードのバックアップは一定時間、吸気トリガーが検出されない場合に作動します。その主たる原因は、自発呼吸の減弱や無呼吸です。バックアップの回数は、患者さんの自発呼吸回数より少ない、1分間あたり10~15回程度に通常は設定します。
ただし、患者さんの呼吸状態によって設定するバックアップ回数は変化します。たとえば、頻呼吸傾向で呼吸が浅く、呼吸補助筋の過活動が目立つ場合には、強制換気をしっかりと行い、異常な呼吸パターンを抑制することも必要になります。そのような場合は、前述の回数よりやや多めに設定することもあるでしょう。さらに回数に加えて、バックアップ換気が作動した際の換気量もしっかりと確保できているか、確認をするようにしましょう。
[NPPVの基礎と離床の進め方について学びたい方は]
11月1日(水) 19:00~21:00 ※2週間見逃し受講期間有り
離床学会メソッドで学ぶ!呼吸アセスメントと離床マスターコース NPPV編
【講師】飯田 祥 先生
https://www.rishou.org/seminar/theory/r197-2023#/
[Q&A形式で離床のポイントを学びたい方は]
離床を10倍進めるための“活きた”Q&A
見本ページはこちら▼
https://www.rishou.org/publication/qa-series-1#/
皆様の申し込みを心よりお待ちしております。
Tweet