質問
画像上、肩峰に骨棘がある場合は、痛みがなくても可動域をどんどん拡大すべきではないといわれますが、どのくらいの角度にとどめるべきですか?
回答
骨棘がある場合の可動域については、様々な意見がありますが、肩関節挙上120°までにとどめるべきと考えます。退行性腱板損傷の患者さんのレントゲンでは、肩峰下に骨棘を認めることがあります。
手術をする際にはこの骨棘も切除しますが、保存療法の場合にはこの骨棘が肩峰下を走行する棘上筋腱や棘下筋腱の損傷に関与します。そのため、患者さんが痛みを訴えなくても、可動域をどんどん広げるのではなく、骨棘が棘上筋腱や棘下筋腱に影響しない、肩関節挙上角度にとどめるべきです。肩関節のアプローチを行う前に、必ずレントゲンで骨棘がないか確認しましょう。
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