質問
腹臥位の患者さんには徒手的呼吸介助は実施することはできませんか?
回答
腹臥位の患者さんに対しても、徒手的呼吸介助は実施することができます。実施方法として、両手を肩甲骨の下縁に沿ってトータルコンタクトで密着させます。腹臥位の胸郭の動きはシンプルで、吸気時に床に対して真上へ膨らみ、呼気時には真下の床方向へしぼんでいきます。
この動きは、単純な上下運動に近いイメージです。介助は、吸気の時は手を置いたまま胸郭が膨らむ動きを妨げないようにして、呼気の時に、真下(床方向)に介助をしていきます。前胸部に比べると背面の胸郭の可動性はわずかなので、介助の強さに注意が必要です。
特に高齢者や慢性呼吸不全(COPD)の患者さんは、愛護的に実施しましょう。
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