日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

Q&A Vol.525 【間歇と持続での違い】経管栄養と離床に関するQ&A

質問

経管栄養の間歇投与と持続投与でのリハビリは、いつから実施すれば良いですか?

回答

経管栄養を、1時間から2 時間程度の短時間で間歇投与する場合は、投与後30分はヘッドアップか座位で安静にすることが推奨(文献1)されるため、リハビリはその後に介入しましょう。経管栄養を少量ずつ持続投与している場合は、検査や処置の時と同様に、リハビリの前に経管栄養を中断してから介入しましょう。

持続投与は一般的に、下痢など消化管合併症を起こしている患者さんに行われるので、離床時には消化管合併症の出現に注意しましょう。

文献
Kezban Akçay et al. Nursing Practices in Enteral Nutrition. Clin Sci Nutr 2020,5.

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