質問
挿管されている患者さんは、なぜ嚥下障害を起こしやすいのですか?
回答
挿管患者さんが嚥下障害を起こす理由は、
嚥下機能自体の問題と、全身状態不良の影響の2つに分けられます。
嚥下機能自体の問題は、「挿管による咽頭喉頭の損傷と感覚低下」「胃食道逆流」が関係し、
全身状態不良の影響は、「全身の筋力低下(ICU-AW)による嚥下筋への影響」「せん妄・意識障害」「呼吸と嚥下協調不全」が関係していると言われています。
これらのことから、挿管患者さんは、早期抜管を目指すために離床を促すことが重要ですが、
嚥下障害を起こしやすいことを念頭に、早期から嚥下評価と対策を行う必要があります。
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