質問
離床前後に出現した不整脈で、医師に報告すべきものには何がありますか?
回答
「頻脈」「徐脈」「幅の広いQRS波」は報告すべきと考えます。
心電図で「頻脈」が新規に出現した場合は報告が必要です。特に離床前から心拍数が120回/分を超えるものは、血圧評価や動悸などの訴えを聴取し、医師に報告しましょう。
「徐脈」にも注意が必要です。心拍数が60回/分を下回る場合は、洞不全や房室ブロックを疑い医師への報告が必要です。
急に「幅の広いQRS波形」が出現した場合は、心室性期外収縮や心室頻拍を疑うため要注意です。血圧低下、めまい、意識消失などの症状が出現する事もありますので、評価後に医師に報告しましょう。
何か変というだけではなく、明確に報告や相談する目安を自分の中で持っておくことで、安心して離床を進めることができます。上記を参考に、目安を決めておきましょう。
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