質問
偽痛風の膝の痛みが強くて離床が進まない患者さんがいます。薬以外にできるアプローチはありますか?
回答
中間広筋の収縮と、足関節の可動域拡大に対してアプローチしましょう。偽痛風は、加齢やホルモン・電解質異常が原因で起こる関節の炎症といわれています。まず炎症があり、痛みが強い状態での離床や活動は難しいと思いますので、炎症を緩和するアプローチが必要となります。
我々にできることに、中間広筋の収縮があります。中間広筋の下にはいわゆる膝の水が溜まる、膝蓋上囊があります。この水の中に炎症物質が増加して炎症が悪化するので、軽い膝伸展運動を行って中間広筋の収縮を促してみてください。膝伸展運動を繰り返すことで、膝の腫れと痛みは改善する事例も経験します。
また、膝の炎症が起こる要因として、隣接関節である足関節の可動域が減少していることがあります。足関節の柔軟性を改善することも、偽痛風の改善や再発防止に重要ですので、併せてアプローチしてみてください。
[内部障害による膝痛のアプローチを学びたい方は]
11月5日(土) 14:00~16:30 ※2週間見逃し受講期間有り
You Tuber 京四郎が贈る 膝痛アセスメント・アプローチ完全攻略コース
~やみくもなアプローチはキケン!内部障害で起こる膝痛を見極めよう~
【講師】鈴木 慎祐 先生
https://www.rishou.org/seminar/theory/r82-2022#/
皆様の申し込みを心よりお待ちしております。
Tweet